成都から新龍(ニャロン)に向かう。成都から新龍に行くには、まず康定に行き、康定から新龍行きのバスに乗る。10時のバスなので、9時半に交通飯店(ミセス・パンダ・ホステル)をチェックアウト、歩いてバスターミナルに向かう。といっても交通飯店からバスターミナルまで徒歩2分。
バスはおおよそ定刻通りに出発。何度も乗っている路線なので走り始めるとすぐにうつらうつら。
バスは渋滞に2回捕まり予定より2時間ほど遅れる。康定の手前20キロのところで3度目の渋滞に捕まる。今度は本格的な渋滞のようで2時間半、全く動かず。
結局、康定に着いたのは22時前、ほぼ12時間かかった。成都・康定は所要8時間らしいのだが10時間以下で着けたことがない。次回は面倒でも朝早い便に乗ろう。
宿は康定のバスターミナル近くのユースホステル、貢嗄国際青年旅舎。8人ドミで30元(ユース非会員は35元)。
康定から新龍に向かう。朝6時半発と朝が早い。6時前に宿を出てバスターミナルに行くとバスはもう来ていて客を乗せていた。席に着くと隣のおじさんがお経を唱えている。
バスは20分程度遅れて出発。今回も走り始めてすぐにうつらうつら。10時、いつもと同じ25元(450円)の快餐(ぶっかけ飯)で昼食休憩。高いので当然食べない、事前に小籠包を買ってあるのだ。
16時20分、新龍(ニャロン)着。去年泊まった宿に行く。おばさんが覚えていてくれたようで、今回もだいぶ安い値段で泊まらせてもらえた。
去年10日間も新龍にいたのにひざの捻挫で見に行くことのできなかったゴンパに行く。このゴンパには、去年は来れなかったが、10年前に来たことがある。ゴンパは10年前に見た時と同じような気もするし違うような気もする。ぼくは旅行に来ていろいろ見てもすぐに忘れてしまう。
しかし10年前のニャロンでよく覚えていることもある。食堂で食事をしていると、ペマ・ギャルポさんにそっくりの人が、ぼくのカバンをひったくる真似をしてぼくをからかったのだ。ガイドブックに「ニャロンは日本で一番有名なチベット人、ペマ・ギャルポさんの生まれ故郷」と書かれていたので、ぼくはペマ・ギャルポさんにそっくりな人にからかわれたことにとても満足した。名所や旧跡よりもこんなくだらないことばかり残っているようだ、ぼくの頭の中には。
ゴンパから町に戻るとざるを持った人がたくさんいるので見せてもらう。どうも冬虫夏草らしい。これが冬虫夏草かと思い、値段を聞いてみる。ひとつ15元。高いのか安いのかわからないし、もともと欲しくもないので買わない。その後教えてもらったのだが15元は安いらしい、普通はひとつ20〜30元。
広場では神様か英雄の像の周りをチベット人が大勢で回っている。これをコルラというらしい。お寺でも仏塔でも周囲を回る。回れるものならなんでも回る。何とも回りがちな人たちなのだ、チベット人は。
回っている横では踊っているチベット人もいる。チベット人は広場があれば音楽をかけて手をふらふらさせて踊る。何とも踊りがちな人たちでもある、チベット人は。
しかし踊っているのをよく見るとみんなで円になって回りながら踊っているではないか。やはりチベット人は回りがちな人たちだ。





