豆沙関
東チベットのカンゼ(甘孜)で昭通から内江まで硬座列車で行こうと思い立ってから、
西昌、寧南、巧家に寄ってから昭通まで来たのでだいぶ時間がかかってしまったが、
やっと念願の硬座列車の旅行。
9時30分の列車だが、張り切って7時過ぎに宿をチェックアウトして、バスに乗り昭通駅に行く。 朝の早い時間だからか渋滞もなく45分ほどで昭通駅に着く。
チケットは昨日、買っておいたので、そのまま駅構内に進む。
中国の列車の駅はどこも保安検査に時間がかかる。
昭通・内江、重慶・内江と書いてあるので内江から重慶まで行くのかな。
しかしおかしい。もっと無秩序な状況を予期していたのだが、思っていたよりもずっとおとなしい。
中国の空調なしの硬座も、もはや昔の無秩序さはなくなったのだろうか。
空調がなくて暑いことを除けば快適だ。正直、期待はずれだ。
内江まで何ヶ所か途中下車をしながら行こうと思って、
名前に惹かれて来てしまったが、なかなかの田舎である。
町は駅から3キロ程度歩くらしい。駅から町までの道は車も通れないような道だ。
登りきると、すぐに宿があったので60元の部屋を40元にしてもらってチェックイン。
宿も決まったので、ぶらぶらと町歩き。
なかなかの田舎に来たと思ったら、「古街」と書かれた標識がある。
どうも観光地のようだ。古街を歩いていると観光客らしい人が多く歩いている。
町のはずれからそそり立った崖が見える。これが豆沙関なのかな。
そこから少し進むとチケット売り場があった。 やはり観光地だったのだ、ちっとも田舎ではないのだ。 なかなかの田舎に来るというのもなかなか難しい。
豆沙関に入るにはチケットを買う必要があり、チケットは50元だというので保留。 その後、宿に帰りインターネットで調べたら、 懸棺(Hanging coffins)という崖に棺桶を懸けて埋葬する方法があり、それを見ることができるらしい。 それでも50元は高すぎると中国のサイトに多数投稿されていたのでパスすることにした。 そもそも木が生い繁っていて見れないという投稿もあった。
その後もぶらぶら歩くが1時間もあればぐるっと回れてしまうような小さな町だった。
宜賓
豆沙関から宜賓に向かう。11時頃、宿を出て豆沙関の駅に行く。
駅に着き、切符売り場を探してもないので、待合室のようなところにいる人に聞くと、
切符は売っていないので列車に乗ってから買うらしい。
10分程度、遅れただけで列車が来た。乗って車掌から切符を買う。 事前に調べていた通り、豆沙関から宜賓までは9元。
切符の写真を撮っていると、車掌のおばさんが何やらワーワーといってくる。 何をいっているのかさっぱりわからないが、どうもお金のことをいっているようだ。 切符をよく見ると7.5元のところで切られている。ということは、この車掌は1.5元ぼったのか。 それでぼくが写真を撮っているので、これはまずいと思い、ぼくに何やらワーワーといっているのだろうか。 でも事前に調べた値段も9元だったので、ぼられてはいないと思う。
ひとしきりいい終わると、車掌はぼくに2元渡してきた。 よくわからないが、ぼられているのならちゃんともらっておいた方がいいと思いもらうことにする。
その後、宜賓で切符を買うときに、前の人が宜賓から豆沙関までの硬座の切符を買っていたので、 見ているとやはり9元だった。
思うに車掌はぼくから9元を受け取り、7.5元の切符を渡し、差額の1.5元をポッケにないないしたのではないだろうか。 きっとそうなのだ。これは小さな腐敗だが、きっと上から下までこの調子なので、中国の腐敗というのも大変なんだなと思う。 しかしおかげでぼくは2元ばかり得をしたのだから、中国の腐敗についてあれこれいうまい。
5時頃、宜賓に着く。宿を探すが総じてどこも高い、それでも安そうなところにあたってみるが外国人は泊められないと断られてしまう。
予算を80元程度にして、賓館、酒店にあたってみるが、それでも外国人は泊められないと断られる。
アメリカのSUPER 8 MOTELの中国版なのかよくわからないがSUPER 8 HOTELというのがあったのであたってみと、
外国人も宿泊できるということだ。特価房が104元、予算オーバーだがもう宿探しに疲れたので泊まることにする。
ぶらぶらと歩いていると夜市が出ていたので、夜市で夕食を食べる。
豆沙関と比べるとだいぶ大きな町だし賑やかだ。
本当は、宜賓から硬座の列車で内江に行き、それから成都に向かおうと思っていたが、
列車は夕方の5時過ぎ発、9時過ぎ着だし、内江でまた宿が見つからないといやだなと思い、
宜賓から新空調の硬座で成都に行くことにした。




