東チベット徒歩旅行について

東チベット徒歩旅行について

1日に車が走る舗装路を25キロ歩くだけならかなり楽。 1日に40キロ歩くこともできるが毎日となると大変。

山道は道によって、登りなのか下りなのかによってだいぶ違うが1日に15〜25キロ程度だと思う。

舗装路にせよ、山道にせよ、1日7〜8時間だと毎日歩いても、それほど疲れも残らなかった。

歩くルートについて

せっかくの徒歩旅行なので、できるだけ車が走るような道は歩きたくない。 やはり山道がいい。ただ山道だけを歩くのは大変なので、車が走るような道と山道を歩いた。

歩くルートを調べる場合、省道や州道など車が走れるような道は、 中国の書店で売っている地図やスマートフォンの地図アプリ、高德地图(iPhone, Android)や百度地图(iPhone, Android)で十分に事足りた。

山道の場合、中国には山道などが詳しく載っている地図は売っていないので、 どこかの町に着いたら、次に向かう町に行く山道があるか、 泊まっている宿の人などに聞いていた。 漢族は道を知らないことが多く道があってもないといったりするので、チベット人に聞くようにしていた。

Googleマップで地形図が見れるので、地形を頭に入れておくと何かと安心。 衛星写真もいちおう見ておいた、樹が生えているのか、草原なのかくらいは確認できた。 ただ山道を確認することはできない(樹が生えていなければバイクが通れるぐらいの道は確認できる)。

結局、山道を歩く場合、人に聞く以外に調べる方法はなさそう。

山道を歩く時に注意していたのは、

山道でも開けているところは、みんな広がって歩くので、 しっかりとした道がついていない場所が多く道から外れてしまいやすいので、 そういうところを歩く時はよく道を見て慎重に歩く。

何かあって引き返すときの為に、自分の歩いてきた方向をよく振り返って確認。

歩いている時に人を見かけたら、道があっているか必ず聞く。

馬が歩けないような道は歩かない、人を乗せていない馬は結構な急登も登るんだけど。

しっかりと注意しながら歩いていれば迷うことはないと思う。 何度か道を間違えたことはあったが、迷ってしまったことはなかった。

宿泊について

町ならホテルや安宿に泊まれるが、 町が30キロ以上ないようなところだと、 やはりテント泊になるのでテントは必ず必要。

省道や州道などの大きな道路を歩いているときにテントを張る場合は、 できるだけ道路から離れた場所に張った方がいい。 道路を走るトラックなどの騒音がうるさくゆっくり休めない。

テント泊をしていて危険を感じた事はなかった。

食事について

東チベットの場合、3、4日も歩けば必ず町や村があり商店があるので、 3日分の食料と予備に多少の食料を持っていれば十分だった。 どこの商店でもインスタント麺、ビスケット、ドライフルーツぐらいは買えた。

高地では米は炊けないので(芯が残る)、主食にはツァンパ(麦こがし)を食べていた。 水とこねるだけで食べられるので、この点も米より便利。 ちなみにうるち米は炊けないが、もち米は高地でも炊けた。

水は、雲南省の麗江以南を歩いていた時は水場がなく夏だったので2.5リットルぐらい持っていたが、 東チベットに入ってからは、10キロも歩けば岩清水があったり、 山から水が流れていたので1リットルも持っていれば十分だった。 水は生水のまま飲んでいたが大丈夫だった。

【追記】チベット高原にもエキノコックスがあるらしいので生水はやめた方がいいらしい。

持ち物やらについて

テント

標高の高いところは風の強いところもあるので、それなりのテントを持って行った方がよさそう。

寝袋

標高5,000メートル程度になると、明け方は夏でも零下になることもあるので暖かいものがいい。

ストーブ

ガスカートリッジは成都などの大きな街でないと手に入らないので、 ガソリンストーブが便利。 ただ中国では2、3年前からガソリンスタンドでは車やバイク以外には許可証がないとガソリンを売ってもらえなくなった。 お願いすればなんとか売ってくれるが、売ってくれないこともある。 田舎の商店などではペットボトルに入れたガソリンを売っている。 こちらは許可証だとか面倒なことはいわずに売ってくれる。ガソリンスタンドより少しだけ高い。

今思うと、公安に行ったら許可証を簡単にくれたのかもしれない。

短波ラジオ

なくてもいいものだけど非常におすすめしたい。徒歩旅行でなくてもおすすめしたい。 山や高原ではNHKワールドがとてもよく入る。ニュースやNHKジャーナルを毎日聴いていると、 チベットの山の中にいるのに街にいるときよりも時事に詳しくなる。ちきゅうラジオも毎週楽しみ。 昼間敬仁アナウンサーが正午のニュースを読んでいるの聞くと得した気分。

持ち物の一覧を書き出そうと思ったが、面倒なのでやめる。

持ち物は普通に考えて必要なものを持って行ったら十分だった。 東チベットでも大きな町ならアウトドア用品店(户外用品)があり、 質にこだわらなければ大抵のものは買える。

荷物は徒歩旅行を始めた時は食料も含めると22〜24キロぐらいあったが、 途中からテントなどを軽いものに変えて18〜20キロぐらいになった。