2013年に世界遺産に登録された紅河ハニ棚田を観光する拠点になる雲南省紅河ハニ族イ族自治州に位置する町。 元陽は簡体字では元阳と表記される。 元陽は山の上にある新街鎮と山の下にある南沙という2つの町のことをいう。 新街鎮と南沙は、30キロほど離れている。 南沙は行政機関などが集まる町で特に見所はない。 棚田、少数民族を見に行くのなら新街鎮に行く。 新街鎮と南沙の間は、ミニバスが頻繁に通っている。所要1時間、10元。
地図
気候
12月から3月にかけては、晴れれば安定した天候が続くが、 一度悪化するとなかなか回復しない。 10日近く晴れない事もある。 冬場の新街周辺は天気が崩れると深い霧に包まれ、 気温が10度以下まで下がるので、セーターなどの防寒対策は必要。 春先は天気がいい日でも朝霧が出やすい。朝霧は午前中には晴れ上がる。 3月は雲海がしばしば眺められる。雨季は5月から8月末。 雨季の時でも1日中雨が降り続く事は少なく、 にわか雨が降ったり止んだりという事が多い。
両替・ATM
両替はできない。元陽に来る前に前もって両替してくるのが望ましい。 どうしても両替する必要がある場合、箇旧の中国銀行で両替できる(日帰り可)。
農業銀行のATMでクレジットカードによるキャッシングができる。 キャッシングできるATMとできないATMがあるようなので、 キャッシングができなかった場合、別のATMを試してみよう。
アクセス・行き方
各地から元陽に向かう場合、行き先が元陽になっていても南沙までしか行かないバスもあるので注意。 南沙から新街まではバス、ミニバンで所要1時間、10元。
昆明
元陽の新街行きのバスが南部バスターミナルより1日3本出ている。 10:20、12:30、20:00発、140元。10:20、12:30の便は所要6時間、20:00の便は寝台バスで明け方に新街に着く。
昆明から元陽に行く場合、昆明から鉄道で建水まで行き(所要3時間半程度、43.5元)、 市バスに乗り建水駅から建水バスターミナルに行き(所要15分、2元)、 そこで元陽(南沙)行きのバスに乗り換え南沙まで行き(所要2時間半、31元)、 南沙から新街行きのバスかミニバンに乗り換えて行くこともできる(所要1時間、10元)。 鉄道とバスを使うと時間はかかるが安く行くことができる。
元陽から昆明へは9:05、12:30、18:00発。137元。
金平
金平から元陽に直接行くバスはない。金平からバスで老勐まで行き、老勐からミニバンに乗り換えて元陽に行くことができる。
元陽から金平へは、河口行きのバスに乗り蛮耗で下車し、 箇旧などからの金平行きに乗り換えて行くことができる。箇旧発金平行きのバスは30分に1本程度ある。 老勐経由で行くこともできるが老勐から金平行きのバスは1日2本なので乗り過ごすと老勐で1泊になる。
河口(ベトナム・ラオカイ)
河口のバスターミナルより新街行きのバスが6:10、9:00発。所要4時間半、46元。
新街から河口へは7:10、10:10発。46元。
建水
建水のバスターミナルから南沙行きのバスが頻発している(7:00〜17:00、所要2時間半、31元)。 11:34に新街まで直接行くバスが出ている(所要3時間半、43元)。
新街から建水へは16:30発の1本のみ(44元)。南沙からは建水行きが頻発している。 本数は多くはないが新街からミニバンも出ている。
箇旧(个旧)
南沙行きのバスが頻発している(8:00〜18:45、所要1時間、20元)。 7:00、7:20、7:40、15:45、16:40に新街まで直接行くバスが出ている(所要2時間、30元)。
新街から箇旧へは8:50〜16:00の間に10本程度(30〜60分間隔)、29元。南沙から箇旧へは頻発。
蒙自
蒙自バスターミナルから新街行きのバスが8:50、14:40、15:30に出ている(所要3時間、47元)。
新街から蒙自行きのバスが8:10、12:10、14:00発。
景洪
新街から景洪に行くバスはないが、南沙から景洪に行くバスが15:30に出ている。所要7時間、178元。
緑春
緑春から南沙行きのバスが1日10本程度出ている。所要2時間、46元。
新街から緑春に行くバスはない。南沙から緑春行きのバスが1日10本程度出ている。所要2時間、46元。 本数は多くはないが新街からミニバンも出ている。
ラオス(ルアンナムター)
ルアンナムターから景洪、緑春を経由して元陽に行くこともできるが、2、3日はかかる。
景洪を経由
景洪・ルアンナムター間を国際バスに乗り、景洪・南沙のバスに乗る。 ラオスから来る場合も向かう場合、どちらも景洪で1泊になる。
モンラー(勐腊)・緑春経由
モンラー・ルアンナムター間を国際バスに乗り、緑春・南沙のバスに乗り継ぐ。 この場合、ラオスから来る場合も向かう場合も緑春で1泊、モンラーで1泊することになる。 緑春・モンラー 7:20発 所要12時間、120元。 モンラー・緑春 7:00発、所要12時間、125元。
元陽周辺への交通
棚田への交通
多依樹へは多依樹行きまたは聯弁廠行きのミニバン・バスが行く。 覇達へは勝村、多依樹、聯弁廠行きのミニバンが行く。 老虎嘴(猛品)へは老虎嘴行きのミニバンの他、攀枝花、黄芽嶺、老孟(老勐)行きのミニバンでも行くことができる。
| 行き先 | 所要時間 | 運賃 |
|---|---|---|
| 多依樹 | 50分 | 12〜13元 |
| 覇達 | 30分 | 10元 |
| 老虎嘴(猛品) | 30分 | 10元 |
周辺の町(マーケット)への交通
すべての町へバスターミナル付近からミニバンが出ている。
| 行き先 | 所要時間 | 運賃 |
|---|---|---|
| 勝村 | 30分 | 10元 |
| 攀枝花 | 45分 | 15元 |
| 黄芽嶺 | 1時間 | 20元 |
| 牛角寨 | 45分 | 15元 |
| 沙拉托 | 1時間20分 | 20元 |
| 老孟(老勐) | 1時間30分 | 25元 |
棚田
棚田を観るベストな期間は、田んぼに稲がなく、 且つ水を張っている時期。11月から4月頃までがよい。 猛品の棚田は標高が低いため4月には田植えが始まるが、 多依樹は5月以降に始まる。収穫は老虎嘴(猛品)が8月、 多依樹や新街周辺は9月〜10月。黄金色の棚田も美しい。
棚田に水を張っている時期は、逆光の時に田んぼが美しく輝くので、 場所によって朝がきれいな所と夕方がきれいな所に分かれる。 田んぼに稲がある時期は時間帯による変化は少ないので、 わざわざ早起きして多依樹に日の出を観に行く価値は無い。
棚田へはミニバンやバスで行くことができるが、 日の出や夕日を観に行くのにミニバンをチャーターすることもできる。 ミニバンをチャーターするには、 バスターミナル周辺で客待ちをしているミニバンにチャーターできるか聞き、値段を交渉する。 チャーター料は季節により異なるが1日250-400元程度。春節後2-3週間が最も値段が高い。 ミニバンには運転手を除いて7人乗車出来る。 多依樹で日の出を見る時は、朝が早いので前日に車を予約しなければならない。
ミニバンをチャーターした場合のおすすめの行程
- 日の出の1時間半前に新街のホテルを多依樹に向けて出発
- 多依樹の棚田で日の出を見る
- 多依樹から霸達に広がる棚田を展望台などから見る
- 霸達の棚田を軽く見る
- 箐口民俗村と箐口棚田を見る
- 昼前にホテルへ戻り、夕方まで休憩
- 午後3時過ぎホテルを霸達に向けて出発
- 逆光に輝く 霸達の棚田を見る
- 老虎嘴(猛品)で夕日の棚田を見る
- ホテルへ戻る
車をチャーターする場合、運転手に以下のように言うと良い。
「明天早上我要去多依樹、想包一天(半天)的車」
明日の朝多依樹に行きたいので、車を1日(半日)チャーターしたい
多依樹
多依樹(聯弁廠 リエンバンチャン)行きのミニバスで所要50分程度、12~13元。 勝村までミニバンで行き勝村で多依樹行きのミニバンに乗り換えても行ける。
多依樹は日の出の棚田がきれい。春先の明け方は沢山の写真愛好家がここを目指す。 早朝は新街からの乗り合い交通機関がない為、ミニバンをチャーターするか、 勝村で宿泊しなければならない。勝村から多依樹までは一定の距離があり、徒歩では4~50分はかかる。 また多依樹の近くにはユースホステルなど宿泊施設もある。
日の出時刻は11月 7時25分、12月 7時50分、1月 8時、2月 7時45分、3月 7時20分、4月 6時45分、5月 6時25分。 新街から車で行く場合は日の出の1時間半前、遅くても1時間前には出発したい。
霸達(坝达)
勝村行きのミニバンで、所要30分程度、10元。 霸達は夕方の棚田が美しい。午後4時以降がベスト。 あまり遅い時間になると乗り合いのミニバンの本数が少なくなるので早めに戻るべき。
老虎嘴(猛品)
老孟(老勐)、攀枝花行きのミニバンなどが老虎嘴を通る。所要30分、10元。 老虎嘴も夕方が美しい。オススメは午後4時以降。 霸達と同じであまり遅い時間になると乗り合いのミニバンの本数が少なくなるので早めに戻るべき。
龍樹覇(龙树坝)
元陽市内から歩いて行くことができる棚田。往復で3〜4時間程度。
少数民族のマーケット
元陽と周辺の町で、マーケットが開かれている。 マーケットには、少数民族が多く集まる。 マーケットが開かれる町により集まる民族は異なるが、 主にハニ族、イ族、ミャオ族、タイ族、ヤオ族などを見ることができる。 マーケットは、干支の日によって開かれる所と曜日によって開かれる所がある。 マーケットが開かれる町へは、バスかミニバンで行くことができる。 元陽周辺のマーケットの中では、老孟(老勐)の日曜マーケットがもっとも大きい。
日の干支と新暦との対応は日の干支カレンダーを参照。
干支の日ごとに開かれるマーケット
| 鼠 | 元陽、馬街、緑春 |
|---|---|
| 牛 | |
| 虎 | 牛角寨、小新街 |
| 兎 | 勝村、攀枝花、沙拉托、老集寨 |
| 龍 | 元陽 |
| 蛇 | 烏湾 |
| 馬 | 牛角寨、馬街、緑春 |
| 羊 | 勝村 |
| 猿 | 元陽、小新街 |
| 鶏 | 攀枝花、沙拉托、老集寨 |
| 狗 | 牛角寨 |
| 猪 | 勝村、烏湾 |
曜日ごとに開かれるマーケット
| 日 | 老孟 |
|---|---|
| 月 | |
| 火 | |
| 水 | |
| 木 | |
| 金 | 黄草嶺 |
| 土 | 黄芽嶺 |
お祭り
お祭りに行ってご馳走になったら少額のお金かタバコなどを置いていくようにしよう。
ハニ族のお祭り
ハボ長街宴
新暦12月末から1月頃に行われる。具体的な日程は毎年変わる。 場所は元陽新街鎮から緑春方向へ80km離れたハボという村(黄草嶺から緑春方向に約15キロ)。
長街宴は村の歩道にお膳を1列に並べてみんなで食事をする行事。 「アマトゥ」とよばれる御神木を祀る祭りの一環として行われる。 当日は、村人がそれぞれの家から1つのお膳を持ち出し、合計300ものお膳が並ぶと言われる。
元陽からハボ(哈播)行きのミニバンがある。 所要2時間、50元。元陽へ戻るミニバンは夕方5時頃まではあるよう。
アマトゥ(村にある御神木を祀る祭り)
元陽新街周辺のハニ族の村では春節後1ヵ月以内に行われる所が多い。 祭りは村単位で行う。村によって開催日は異なる。
祭りは合計3日間で、1日目と2日目は家畜を屠り御神木にお供えをして、 五穀豊穣、無病息災を祈る。 3日目は「龍頭」と呼ばれる村のまとめ役の人の家へ集まりみんなで食事をする。 元陽周辺では、ハボの様にお膳を並べる事はしない。
クザザ(6月年)
旧暦6月に村単位で行う。村によって開催日は異なる。 祭りの内容は、水牛1頭を屠殺しその肉を村人に平等に分ける。 村の外れにシーソーとブランコを作る。 シャーマンがシーソーとブランコを使ってお祈り等をする(村ごとに異なる)。 穀物の豊作と、人畜の無病息災を願うために行う。
イ族のお祭り
たいまつ祭り
元陽新街では旧暦6月25日の夜に政府主催で行われる。 当日は舞台を作り、そこでイ族を中心にして、ハニ族などの民族も加わり色々な踊りを見ることが出来る。 近年は祭りが派手になる傾向にあり、有名な歌手や歌舞団が参加している。
7月半
旧暦7月15日に勝村で行われる。(毎年開催されるかは不明) 政府主催で、レスリングの試合が行われる。前夜祭では踊りも見られる。
苗族の祭り
花山節
旧暦1月2-4日。場所は、老孟や金平の銅廠など。 老孟では行われない年もある。 銅廠は、周辺の苗族の村で行われるが開催する村は毎年変わる。 旧暦1月2日の初日は人が少ない。
宿泊
安宿はバスターミナル脇の道を入った所に多くある(30元〜50元程度)。 またバスターミナル前の道を登って行くとミニホテルのような宿が多くある(50元〜80元程度)。 元陽の宿は春節やお祭りの時期は値段が2〜3倍になる。 春節などの時期でなければ多少の値引きに応じてくれるところも多い。
雲梯順捷酒店(云梯顺捷酒店)
陳家旅社(陈家旅社)
バスターミナル脇の龍樹覇に行く道を入ってすぐにある旅舎。 外国人ツーリストの利用も多い。 元陽周辺の地図がもらえる(マーケットの日程も書かれている)。
- シングル/ツイン(トイレ・シャワー共同) 30元
- シングル/ツイン(トイレ・シャワー付き) 40元
- シングル/ツイン(トイレ・シャワー付き) 50元
- ツイン(トイレ・シャワー付き) 60元
望陽楼(望阳楼)
陳家旅社から道を2分程度進んだ所にある。 改築されたばかりのようで設備は新しい(2015年12月現在)。
- ツイン(トイレ・シャワー付き) 30元
- ダブル/ツイン(トイレ・シャワー付き) 40元
- ダブル/ツイン(トイレ・シャワー付き) 50元






